つい先日、西麻布で違法キャバクラを運営していたとして、経営者の女が逮捕されるニュースがあった。西麻布界隈はキャバクラと言うよりもラウンジと呼ばれる会員制のお店が多く、会員制BARというテイを取っていたようだが、ただの会員制キャバクラだったようだ。
西麻布は芸能人や政界の人間も足繁く通うエリアで、価格帯は高め。女の子のレベルも高いエリアとして知られている。ある意味神田とは真逆と言えるかもしれない。一言で言えば怖いエリアだが、その点神田は安心して飲める街だ。悪質なキャッチはまだ相変わらず多いが、そのようなお店は事前に調べることで回避できるからそこまで問題にはならない。
そもそもなぜ違法キャバクラは後を絶たないのか。これは単純な話で、儲かるキャバクラをやろうとすると、法すれすれ、あるいは一線を越えることくらいしか選択肢としてないからだ。キャバクラ経営をしている知人に話をたまに聞くが、儲かるキャバクラというのは本当に一握りで、客、キャスト、スタッフがうまく絡み合わないと失敗する。良いキャストが入っても常に引き抜きのリスクを抱え、上客を連れて他店に流れてしまうこともザラであるし、店長がイかれていると従業員に見せしめで火をつけたりする。狂っているとしか言い様がない。
なるべく利益を隠そうとして脱税に走るし、風俗営業許可を取れば営業時間が限られるので無許可で運営する。だいたいはどっちかのパターンしかない。
間違っても違法キャバクラには飲みに行かないようにしてほしい。ガサが入ったタイミングに居合わせてしまったら何一つ良いことはない。